2012年11月25日日曜日

気分を上げるにはこの曲

悔しい柏戦から一夜明けました。
最近、気分を上げるときにはこの曲を聞いてます。
Bruno Mars のRunaway Baby

このライブパフォーマンスを見てもらうとすぐわかるんだけど、顔が大久保嘉人に瓜二つ。
特にニヤッとした笑顔がそっくり過ぎ。


日本語を乗せやすいメロディだし、新しいチャントにいかがですか~、関係者のみなさん。

2012年11月18日日曜日

安達監督初勝利 各紙の論調


神戸10戦ぶり星 解任“劇薬”効いた デイリースポーツ‎

「J1、FC東京0-1神戸」(17日、味スタ). 安達亮新監督(43)のもとで再出発した神戸は17日、敵地でFC東京と対戦して1‐0で勝った。DF奥井諒(22)のプロ初得点が決勝点となり、8月18日の札幌戦以来3カ月、リーグ10戦ぶりの白星。G大阪は清水を3‐1で下したが、神戸、 ...

神戸10戦ぶり勝利!安達新監督「ホッ」初陣白星 スポーツニッポン

苦しむ神戸にようやく追い風が吹いてきた。西野前監督を解任する荒療治を敢行し安達新監督で迎えたFC東京戦。水浸しピッチを味方につけたのは、明らかにアウェーチームだった。 雨が打ち付けながらもまだサッカーの体をなしていた前半27分、右サイドバックの奥井が中央へ ...

【神戸】味スタ初白星!奥井初G!/J1 日刊スポーツ

神戸が東京を下し、8月18日の札幌戦(札幌厚別)以来、10試合ぶりの白星を収めた。前半27分、ルーキーDF奥井諒(22)がプロ初得点となるミドル弾。後半は豪雨でピッチが水浸しとなる中、全員が体を張った守備で1点を守りきった。 神戸が味スタで白星を挙げたのはこの ...

神戸、安達新監督で3カ月ぶり勝利 サンケイスポーツ

J1第32節(17日、FC東京0-1神戸、味スタ)神戸が8月18日の札幌戦以来、10試合ぶりの勝利。大雨でピッチ中に水たまりができる中、泥くさく勝ち点3を手にした。ヘッドコーチから昇格した安達新監督は「後半は肉弾戦というか、ひたすら球際の勝負という試合だった。少しは ...

J1神戸、安達新監督の元白星発進 デイリースポーツ

「J1、FC東京0‐1神戸」(17日、味スタ). がけっぷちの神戸が、リーグ10戦ぶりの白星を挙げた。開始前から降りしきる雨の影響もあり、劣悪なピッチコンディションでの試合となったが、前半27分にDF奥井がプロ初ゴール。虎の子の1点をチーム全員で守り切り、対FC東京に ...

新人奥井、価値ある初ゴール=Jリーグ・神戸 時事通信

神戸が早大出の新人、奥井のプロ初ゴールで快勝。勝ち点3を積み上げ、J1残留の望みをつないだ。奥井は前半27分、小川とのパス交換から右足でミドルシュート。「自然に体が動いた。貢献できて本当にうれしい」と声を弾ませた。 前節まで9戦勝利がなく、シーズン途中に招 ...

神戸 安達新監督の初陣飾る “鬼門”突破!味スタ初勝利 スポーツニッポン‎

前半27分、DF奥井がペナルティーエリアの外、中央付近から右足でゴール左隅に突き刺して先制。その後はピッチに水たまりができるほどの激しい雨の中、新指揮官が「前線からの守備を激しくいきたい」と話していた通り、奥井のJリーグ初ゴールとなる虎の子の1点を守り切った ...

残念見出し、スポニチ。味スタ初勝利じゃないんだよ。
味スタをホームにするJリーグ名門クラブがもうひとつあってだなあ・・・・

2012年11月15日木曜日

西野解任 神戸はぶれているのか(後編)

西野解任の背景と僕の見解の後編です。(前編はこちら

選手起用の固定化の弊害

ガンバ大阪時代から西野監督の選手起用は特定の選手を重用する傾向があった。神戸においてもその傾向が見られ、特にセンターバックの序列は明白であった。

北本、伊野波が固定のスタメン、続く三番手は高木、四番手はイ・グァンソン、昨年のスタメンだった河本は怪我が癒えても五番手の評価で、結局出場機会を求めて大宮に移籍した。
センターバックについては高木はミスが多く、グァンソンはメンタル的な波が大きい。北本と伊野波が怪我がちな現状では河本の不在は非常に痛い。

岩波をカップ戦や天皇杯で使わず公式戦でスクランブルデビューさせたことも、結果的には成功だったが、リスク管理面からは疑問符がつく。

ボランチについては、田中英雄と橋本英郎の二人でほぼ固定されてきた。交代する場面があったとしても、ボランチ同士の交代はなく、控えの三原は長く実戦から遠ざかることになった。西野監督最後の試合となった横浜Fマリノス戦で三原を起用したものの、機能しなかったことはとても皮肉であった。

ペドロヴィッチ、クルピ、ネルシーニョといったJ2で力をつけ、J1上位へ導いた監督達は選手を固定化せずに、内部競争を活性化させてチーム力を向上させている。この辺りも西野監督でJ2を戦えないと判断した理由のひとつかもしれない。

ランニングコストの増加

西野監督にはJリーグで最も高いサラリーを支払い招聘したとサポミであった。
この他に、西野監督のチームにはランニングコストが増加する要素があった。西野監督の要求により契約したフィジコのブローロ、またホームゲームでも全員でホテルに前泊するということも西野監督の要求としてチーム運営に新たに取りれられた。
これらのランニングコストの増加も成績の上昇に直結していれば飲み込めた話だったのかもしれないが、成績不振やけが人の続出ではその必要性に疑問が残る。
ましてやJ2に降格してもこのコストをかけるのかというと説得力が乏しかったのだろう。
このランニングコストの増加も西野監督解任の一要素になったのかもしれない。

高橋GMによる西野監督の評価

これが今回のエントリーのコアの部分である。
そして、先日のサポーターミーティングでコアの部分でもある。
概要はツイッターや幾つかのブログで報じられているが、高橋GMの生の言葉にできるだけ近い形で起こしてみた。

攻撃面では100%の満足はない。
ひとつは外国人の補強について要求されたこと。自分としては持っていた戦力で建てなおして欲しいという気持ちがすごくあった。
もうひとつは、ポジション、選手のチョイスをふくめて練習に落としんで具体化して欲しかった。
守備面ではアプローチの甘さが目立った。
トレーニングの中で、西野サッカーの特徴である攻撃的なことを受け入れて全面的にサポートしたいという気持ちもあったが、神戸というクラブの最も大事にしないといけないところは全員が守備も攻撃もしっかりと切り替えをして、それを土台に攻撃力を乗せていくことだと考えていた。
しかし、守備的な戦術、守備のトレーニングがどうしても甘くなってきた。選手自身の一試合の走行距離も一人あたり1キロ近く落ちてきていた。そこにはすごく不満を持っていた。 
ガンバのように、失点は多いが攻撃力で勝って行くというサッカーを西野監督は目指していた。しかし、ガンバのように外国人を10億、20億かけ取ることはできない。今年の選手について自分の中ですごく信じており、彼らがこのチームのベースを作ってくれると考えている。
選手とも話をして、既存の選手が立ち返るところは昔やっていたサッカー、新しく来た選手はさらにもう一つ上に行きたいとか、新しいサッカーを作りたいという思いがある。
自分としては選手自身に微妙なズレがあるのを感じている。昔に戻ったとしても最高順位は9位だし、それより上に行くためには、上のレベルを目指さなければいけないと思っている。
その中で、試合に出ている選手、出ていない選手、キャプテンの吉田と話をして、ズレが出てきているのを感じている。
このズレを持ったまま残り3試合を戦っていくことは難しいと思います、ということをクラブのミーティングで伝えた。


高橋GMが指摘した課題点と下した判断

高橋GMが指摘した西野サッカーの課題点を整理すると以下のようになる。
 ・攻撃の形が練習で具体化されていない
 ・守備の戦術、トレーニングが甘い
 ・選手間の認識が統一できていない
(これはもう、監督の能力としてどうなの?と思う指摘ばかりですよね。当然、西野サイドにも言い分はあると思うので、どちらが正しいとか正しくないとかいうことをここで議論するつもりはありません。)

大事なのは、GMが監督について、上記のような、監督失格ともいえる評価をしたという事実である。上記のような評価をし、成績として勝点も稼げていないのであれば、GMとして監督解任の上申は已む無しという事になる。つまり、高橋GMのなかではぶれてはいなかったということになる。

結果として、高橋GMの上申を社長、会長が承認して、西野監督の解任が決定したということになる。つまり、組織はきちんと機能していたのだ。三木谷会長が招聘した西野監督を現場の責任者である高橋GMの判断で更迭したというのが実情のようである。

また、『神戸というクラブの最も大事にしないといけないところは全員が守備も攻撃もしっかりと切り替えをして、それを土台に攻撃力を乗せていくことだと考えていた。』についても多くの神戸サポーターと共有できていることなのではないだろうか。
このことが高橋GMから明言されたことはとても大事なことだったと思っている。

おわりに

冒頭にも述べたように、よそから見てヴィッセル神戸が迷走していると思われるのはしかたがないだろう。
けれども、順を追って整理していくと、実は高橋GMが現場判断として、残り3試合については西野監督よりも安達監督で戦うほうがよいと判断した結果だということがわかってきた。
今は、この判断を信じて、高橋GM、安達監督を支持し、応援するということ、それが我々にできる唯一のことだ。最後に安達監督就任時、初練習でサポーターにむけた挨拶の言葉で終わりたいと思う。

    安達監督就任 初練習時の挨拶の言葉
「残り3試合。最大の目標はこの3試合で勝点9を取ること。それが出来る状況が現実。ただ、残留争いをしていることも現実。試合が進むごとに、勝点の目標も変わってくると思うが、今、この時点で言えることは最大の目標勝点9を取って、勝点45にしてシーズンを終えるということ。

あとは精神的な部分。西野さんが監督として来てから、多かれ少なかれ、西野さん頼りになっていた。あれだけの監督が来たのだから、任せておけばチームを強くしてくれると思っていた部分があったのではないか。それはみんなが反省しなければいけない。クラブ力を上げようと思ったら、1人に任せるのではダメ。1人1人が力を出し切ること。試合に出られない選手、怪我をしている選手にもやることは必ずある。それをみんなでやっていこう。
サポーターの皆さんにも、お願いします。今もたくさんの声援をもらっているが、例えば、あと1人友達を連れてスタジアムに来て、さらに大きな声を出すとか、小さなことでもいいので、力を貸してほしい。クラブにかかわる人全員が人任せにならず、100パーセント力を出し切ってほしい」

2012年11月14日水曜日

西野解任 神戸はぶれているのか(前編)

シーズン最終盤、3試合を残しての西野監督の解任について、ヴィッセル神戸フロントの迷走、中長期ヴィジョンの無さ、経営の一貫性の無さという論調が主流だ。

それはそうだろう。僕自身もサポミに出席して話を聞くまではそう感じていた。
また、よその組織を卑下したり嘲笑していい気になりたいという心情は誰しも心の奥底にあるものだろう。

安易な結論として、前述のようなものに行き着くことを責めることはできない。
 しかし、僕を含め、サポミでそうした安直な結論が真実ではないことが気づいた神戸サポーターは少なからずおり、このブログを始め、幾人かの情報発信によってその理解は神戸サポの間で確実に広がっていっている。 

ここでもう一度、西野監督更迭の背景を整理したいと思う。 

ボタンの掛け違い


西野監督更迭に触れる前に和田監督の交代について触れない訳にはいかない。ボタンの掛け違いはここから始まっている。

和田監督解任のときに明確な説明がないまま、安達さんを経て、西野監督に移行した。西野監督が呼ばれた際、高橋GMの出身大学が早稲田大学であることにちなみ、高橋GMが西野招聘に動いていたのではないかという憶測が囁かれていた。というもの、奥井や植草ら早稲田大学に縁のある選手補強がそれまでに行われていたから、西野監督招聘も早稲田学閥がらみなのだろうという裏読みがあったのだ。

監督就任の記者会見では、三木谷会長が西野監督を招聘したということであった。
しかし、西野招聘に高橋GMが関わっていることが当然なのだろうと考えていれば、シーズン当初に高橋GMが示していた大きな移籍金をかけずに神戸の戦い方に合う有力選手を獲得するというマネーボールとも評された方針は完全に撤回され、大きなコストを要する長期西野政権が敷かれたのだと多くのサポーターが思ったのは当然のことだろう。

何よりも大きな問題だったのは、この時点で高橋GMから和田監督から西野監督への交代の経緯について、公式ホームページやその他の媒体で説明が全くなかった。改めていう、神戸のビジョンに対するフロントサイドとサポーターとのボタンの掛け違いはここが始まりだった。 


西野監督でJ2は戦えるか?


昨年の柏レイソル、今年優勝争いをしている広島と仙台。いずれもJ2で地力を蓄えてJ1で上位の実力者となったという状況である。その他にはセレッソ大阪も同様の歩みをしている。
なにか、一度J2に落ちたほうがJ1の上位にジャンプアップできるような錯覚さえ起こしてしまう。

ましては、実績のある西野監督を据えていれば、そうしたV字回復をしたチームと同様の路線を辿れるのではないかと夢を見てしまい、残留争いの苦しさをいつの間にかそっちに逃避していたサポーターも多くいたのではないだろうか? 

J2からJ1の上位進出したクラブには幾つかの共通点がある。 J2で独走優勝してJ1昇格し、翌年J1上位となった広島、セレッソ、柏の監督はいずれも外国人監督であった。また、この3チームは下部組織から優秀な若手選手が潤沢に供給されてくるという共通点もある。

特に広島とセレッソは下部チームとトップチームの戦術が同じで一貫した育成がなされていることが特徴的だ。 柏は優秀な若手選手に加え、優秀なブラジル人選手がチームの中核をなしている。

 一方、神戸は下部組織から優秀な若手選手が供給されつつあるが、オリンピック代表クラスを複数人というレベルには達していない。また、西野監督のサッカーは下部組織のサッカーとは異なっている。
 さらに、後述するが、西野サッカーはコストが非常にかかるという欠点がありJ2では戦いづらいという欠点がある。

仮に、現有戦力が維持できて、西野監督でJ2を戦ったとしても去年のFC東京のように、単に個々の能力で押し切るだけのサッカーになったのではないだろうか?
この西野サッカーが個々の能力で押し切るだけということについても後述する。


西野サッカーは面白かったか?


サポーターミーティングでは9戦勝なしを解任の直接的な理由としていた。 
リーグ戦の戦績は5勝6分8敗。この中で西野サッカーのベストゲームはどれだったのだろう?
僕はアウェイの磐田戦をあげる。

この試合は、立ち上がり神戸がペースを握り先制するものの、ジュビロは右サイドの駒野を活かしてサイドアタックを繰り出し同点に追いつく。
西野監督はトップの小川慶治朗と左サイドの大久保嘉人を入れ替える采配をし、小川のスピードで駒野の前進を抑えるのみならず、逆に小川のハットトリックという結果まで生み出し、快勝した。

しかし、これには後日談がある。 ホームのジュビロ戦、アウェイと同様に前半は神戸がゲームを支配し、小川が先制点を奪った。

この試合も、アウェイと同様に快勝が期待されたが、後半、ジュビロの森下監督が左サイドに山崎を投入してくると、完全にサイドを支配され、奥井が苦し紛れのファールで退場。
結局、これが響いて逆転負けとなる。

西野采配は、このホームジュビロ戦のように相手監督の打つ手に、手を打ち返せないというケースが非常に多かった。 

その最たる試合がホームで2点リードし、相手が一人少ないにも関わらず逆転負けを喫したセレッソ戦だ。

話を戻そう。西野監督のもと、面白いサッカーをしたものは、アウェイの磐田戦、あとあえていうとドローではあったがホームの川崎戦、この二つしかなかったのではないだろうか?ぜひ、みなさんのご意見をお聞かせください。
(後編に続きます)

2012年11月10日土曜日

サポーターミーティング@いぶき

運良く週末帰省していたので、サポミに参加した。
出席者は社長と高橋GM、サポーター6~70名。
11Stonesが仕切って質問を投げかけるという形で始まった。

まず、社長から西野監督解任の経緯についての説明、そして高橋GMからチームの体制について説明があり、サポータからの質問を受けるという流れだった。
結果については、たっつん@ 抹茶会会長さんのまとめがわかりやすかったので引用させてもらいます。





追加することとしては、
シーズン当初露出が多かったのに対して、最近ホームページや携帯公式で説明していないのは隠れているわけではない。ツールを使う意識がなかったのでこれからは改めたい。
ブラジル人補強について高橋GMが語っている時の表情は、とても悔しそうで、本心ではない補強を強いられたように感じた。
安達亮体制にするということを、高橋GMは元にもどすという表現で語っていた。

練習開始前の30分間という限られた時間だったが、僕にとってはとてもわかりやすい説明だった。

今回の西野解任という状況について、三木谷会長が強引に招聘した西野監督を外して、高橋GMがシーズン当初に描いていた路線に戻すという構図に落とし込むと、とたんに腑に落ちる。

anarchy in the V.Kは、少なくとも残り3試合、高橋GM-安達亮体制を断固支持します。